うーん

要はさあ、自分が危うい産業で働いているということを自覚できるかということなんだよね。business decisionは基本的に利益の追求というベクトルに向かっているべきものなんだけど、最終目的を達成する方法はいくつもあるわけで一概にあれがいいこれが悪いと言えるものではないから、ある種の『誤差の範囲内』ではどういう戦略をとられるかを予想するのは難しい。そのちょっとしたさじ加減が自分の予想と反したときに自分に跳ね返ってくる影響は結構計り知れないものがあって、自分ではばりばり現役のつもりだったんだけど、自分のいた部署や会社自体が丸々無くなってしまうことだってありうるわけだ。

っていうことはさ、自分に投資し現在地で何かが起きそうなときに次の場所に移れるように自分を身軽にするっていうことも大事なんだけど、それがおきそうな時点を予測し、それなりの対策をしていくっていう方が実利的に役に立ちそうな気がするんだよね。

その中でも自分の筋を貫き通していけるようであればいいなあと思うんだけど、そういうのってとても難しいんだろうな。。。

うちのボスはなんだかんだ言ってそういう能力に長けているから30代後半でこの地位にまでのし上がってこれたわけだ。『のし上がって』というのは本人の意に反するのかもしれないけど。

私の前のポジションはそういうあたりのバッファが少しはあって、外の状況にはあまり左右されない状況があったんだけど、それはそれでluxuryだと思う。ぬるま湯に浸っているといえば聞こえが悪いけどあながち間違いではないのかもしれない。

私の今のポジションは外の状況へのexposureが少なくとも前のポジションに比べて多くなっている。だからどうしたって言われてもどうしようがないのだけれど。今のところは。